SOUL SMOKERS INC.
プロフィール

L.A.SEIS

Author:L.A.SEIS
FC2ブログへようこそ!



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

AMERIE/BECAUSE I LOVE IT
AMERIE/BECAUSE I LOVE IT

こうも”カラフル!””ポップ!””フレッシュ!”といった枕詞が似合う盤も久しぶりな気がします。押切もえあたりがベタ誉めしてセレブ系婦女子がギャアギャア騒ぐ様が目に浮かぶようです。
CA$HISの後にAMERIEというのも随分無節操な話ではありますが...僕はこの作品、かなり好きです。というか、AMERIEって実はスゴイ人だったんですね。

というのも、僕は「1 Thing」における功績の大部分が、「Crazy In Love」や「Get Right」との近似からRICH HARRISONの手腕にあるものとばかり思っていたのですが、彼のクレジットがスッポリと抜け落ちた本作におけるブレイクビーツ志向がよりソリッドさを増している以上、それがAMERIE自身の嗜好であると認めざるを得ません。全曲に及ぶ"ARRANGED BY AMERIE"の表記も、それと無関係ではないでしょう。
中でも、前半6曲におけるブレイクビーツの固め打ちは実に特筆モノで、現在UKを中心に盛り上がりを見せているブレイクビーツ・シーンに呼応した、とまで言ってしまうと乱暴かもしれませんが、散漫の”さ”の字も見当たらない統一感は爽快な限りです。

注:ここでいうブレイクビーツとは、本来の語義とは異なる部分があります。あくまで、”拍単位ではなく小節など大きな括りにおけるビート構築"、という僕定義で解釈お願いしますm_m

例えば、僕の中でブレイクビーツの快楽性を最も象徴しているのは、J.B.諸作におけるCLYDE STUBBLEFIELD(来日してたのね...ショック!)のドラミングだったりするのですが、こうしたリズム形態がなぜかくも気持ちイイのかというと、最大のキモは、やはり俗にいう”エアー感”にあるのではないかと思います。
D.A.W.システムが一般化してからというもの、ドラムのかぶりを波形単位でカットする手法はもはやレコーディングの際の常套手段となっていますが、個人的には無闇やたらとこれを行うのは非常にナンセンスだと思っていまして(もちろん有効な場合もあります)、譜割的には無音のタイミングでマイクが拾っている響きや空気感は(時に雑音でさえ)、今日日のデジタル環境下で重要なプラスアルファをもたらしてくれるハズです。

そういう意味で本作は、時折RAKIMやDIAMONDを聴きたくなる”アノ感じ”と同質の、ビート好事家の本能的な欲求を満たしてくれると言えます。
TRICKY STEWART作のRIHANNA「Umbrella」(サイコー!)も言わば同路線であることを踏まえると、大部分のメインストリーム・ヒップホップが標榜する細かなプログラミング音楽とは対極に位置するサウンドがR&Bのフィールドで暴れ回る様を見るに、正直言って興奮を禁じ得ません。その流れの中心にいるのは、間違いなくこの人、AMERIE。

いなたすぎるオーケストラヒットを含めて80s丸出しな「Crush」,「Crazy Wonderful」も十二分に面白いし、後半のバラード群も実に珠玉の出来ですが、このアルバムはやはり前述したアタマ6曲が白眉です。
特に、MALCOLM MACLAREN使いの「Some Like It」(「Firm Biz Remix」と同ネタ!)、ロッキンな疾走感が心地良い先行「Take Control」などは、非R&Bリスナーをもひきつけるポテンシャルを持っているのではないでしょうか。
 
この期に及んでR&Bでドラムを聴かされるとは思いませんでした。AMERIEの場合、歌のウマイ/ヘタとかいう次元ではなく、もっとトータルな視点で評価されるべきですね。とにかく、このクオリティ・コントロールっぷりは素晴らしいと思います。次作は...どう出る!?
スポンサーサイト




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。