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TRAE/LIFE GOES ON
TRAE/LIFE GOES ON

年の瀬のリリースラッシュでうっかり素通りしそうになりましたが、危ないところでした。何がというと、TRAEの新作「LIFE GOES ON」です。
いくらサウスだ、テキサスだヒューストンだと言ったところで、ここいらのアーティストのレコ屋におけるプライオリティは相変わらず低いままなのが現状ですが、内容のほうは押し並べて素晴らしかったりするので全く油断がなりません。

で、この「LIFE GOES ON」ですが...ズバリ傑作。正直、ビックリするくらい良いです。
もともとTRAEといえば、声質の良さとスキルの高さには定評のあるラッパーなので、作品のクオリティはビート次第でどうとでも転ぶ傾向があると思うのですが、今回はその点バッチリです。
しかも、心なしか声の倍音成分が若干増している気がするんですよね...コレが実に良い耳障り。この特定の周波数が作り出す心地良さは、同じ低音ラッパーでもBUN BやSCARFACEらが持ち合わせない部分だと思います。
そういう意味では、トラックの充実っぷりも注目に値するものの、フタを開けてみれば完全なラップアルバム。"今最もホットなMC"ことLIL' WAYNE客演の先行カット「Screwed Up」でも、僕はTRAEが入って来るヴァースのほうがグッときました。今WEEZYとガチでやり合って食われないラッパーも珍しいですし、主役不在なアルバムが多いご時勢、こういう骨太な作品が出て来ると安心します。

プロダクションは、好調MR.LEEやG-MAAB ENT.のお仲間Q-STONEらに加え
、なんとDIPSET関連の作品などで知られるNOVA & INFOが4曲を担当、これが大当たり!
中でも、TELAの名曲「Twisted」を彷彿とさせる壮大鬼メロウ「I'm Good」は、G-RAP狂ならソファに崩れ落ちてのたうち回ること確実な一曲!泣きのサックスとエレキギターの絡みが鳥肌モノです。さらに、ドラムもやけに迫力あるなぁ、と思ってクレジットを見たら、オケは生バンドでした(!)。チャレンジ精神旺盛すぎですよ、TRAEさん。
加えて、EARL KLUGH「Living Inside Your Love」使い、というか2PAC「Pain」と同ネタの「Ghetto Queen」の素晴らしさは、言わずもがな。
その2PACと疑似共演を果たした「Against All Odds」は、ネタのヴィブラフォンのチョップにQ-STONEのセンスを感じる、往年のPETE ROCKやトライブなどのサウンドにも通じる一曲。

とりあえず、この3曲だけでも十分元が取れます。
ラップ良し/トラック良し、個人的には今年一番のダークホースでした。
もろ「It's Goin' Down」なNITTI作の流行ビートも難なく乗りこなすところを聴くに、そろそろ"Z-ROの従兄弟"というポジションから抜け出せるでしょうか...TRAEの爆発が見てみたいです。
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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

GALACTIC/FROM CORNER TO THE BLOCK
GALACTIC/FROM CORNER TO THE BLOCK
この間、GALACTICのライヴを渋谷クアトロで観てきました。
良かったです。相変わらずこのバンドはラウドさの加減が巧みで、グルーヴを損ねてしまうほどロックしすぎないよう抑制を効かせつつ、ファンクと呼ぶには凶暴な音塊をドカッと叩き出してくるところなどは、さすがのバランス感覚。
特に、スタントン・ムーアのドラミングは何度観ても圧巻で、それだけで元を取った気分になります。いまやルーツのクエストラヴと並んで、現役最高峰のドラマーと言ってしまって良いのではないでしょうか。もっとも、この二人のスタイルはある意味対極に位置するものなので、もしJ.B.バンドみたくツインドラムで共演でもした日には、スゴい事になりそうです。
打ち込みのようにミニマルなクエストラブがジャボだとすれば、手数の多いスタントンはクライドですかね...まぁ、いずれにしても夢なわけですが(笑)。

で、今回が少し遅めのリリースパーティとなった「FROM THE CORNER TO THE BLOCK」ですが、これはまさにGALACTICが緩やかながらも作品ごとに着実に進化を遂げていった過程の産物と言えるでしょう。
正直、最初は僕も“GALACTICがヒップホップやんの?”と思いましたが、よくよく考えると布石は十分にありました。今あらためて前作の「RUCKUS」を聴くと、バンドの目指す音像自体がこの時点でほぼ完成されていた事がよくわかります。

そして、僕の懐疑が一気に期待に変わったのが、参加メンツを知った時。中でも、JUVENILEのクレジットにはかなりテンションが上がりました。ニューオリンズつながりと言ってしまえばそれまでですが、サウスのラッパーとジャムバンドのコラボなんて正直前代未聞ですし、今後もそうはない画期的な出来事だと思います。
要はHOT BOYSはWEEZYだけじゃないってわけで...サウスものが苦手な人も、JUVEが参加したタイトル曲は是非チェックしてみて欲しいです。ブラスのアレンジがきいたもろ"ニューオリンズ"なオケと、コクのあるメロディアスなフロウのアンサンブルがたまりません...絶品!

他にも、オールドスクールなビートが疾走する「Second And Dryades」,
縦ノリサウンドがBOOTS RILEY(ライブでも活躍!)のキャラにハマった「Hustle Up」,
LYRICS BORNのブルージー歌唱が相性抜群な「What You Need」などが出色の出来。
もちろん「Bounce Baby」や「Tuff Love」のようなインスト曲では、バンド自体の実力をまざまざと見せつけてくれます。特に、今回はいつにもましてブラスのフレーズがカッコイイので、ビッグバンドなどが好きな人も一聴の価値ありです。

とはいいつつ、個人的にはMVPはやっぱりJUVENILEですね~。
ニューオリンズサウンドを定義づけるようなトラックを、しかもタイトル曲として
用意してきたGALACTICと、そんなバンドの期待に見事に応えてみせたJUVE。
両者のせめぎ合いは実にスリリングで、今後こうしたコラボが増えればめっちゃ楽しいだろうなぁ、と思わせてくれます。

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PROJECT PAT/WALKIN' BANK ROLL
PROJECT PAT/WALKIN' BANK ROLL

HYPNOTIZE MINDS関連の音源が出るととりあえず買ってしまう、文字通りMINDがHYPNOTIZEされている僕ですが、ミックステープ・アルバム「WHAT CHA STARIN AT?」を挟んでリリースされたPROJECT PATの6thアルバム「WALKIN' BANK ROLL」も、当然レジ直行でゲットしました。

THREE 6 MAFIA本隊の新作「LAST 2 WALK」が延期に延期を重ねる中でのリリースとなった本作ですが、個人的に今年最もヘビロテした曲の一つでもある8 BALL & MJG「Relax & Take Notes」での怪演が変態ラップ好きを昇天させるフロウの嵐だった為、期待度はそれに勝るとも劣らないものがありました。
さりげなく都落ちしてKOCHからのリリースという不安要素もありましたが、フタを開けてみれば安心のHYPNOTIZE MINDS印、全曲DJ PAUL & JUICY"J"プロデュース(ミックスにも口出ししている模様)ということもあり、インディーっぽさはあまり感じられません。
それはそうと、PAUL & Jは若干音作りの指向が変わってきましたね。以前はスキ間のあるビートと単音のリフが中毒性を演出する要因だったと思うんですが、最近はよく聴くと小さくシンセ音を敷いていたり、エレキギターのワンショットでコード感を出したり、音を埋める傾向にある気がします。
これが良いのか否かは、「LAST 2 WALK」を聴いてからの判断ですかね。

何はともあれ、この稀代の変態ラッパーの多彩なフロウの前では、トラックについてあれこれ語るのも無意味かと(笑)。今回も相当はっちゃけてるので、ラップだけ聴いてても単純に楽しめます。
シリアスなサウンドとタイトルの連呼がHYPNOTIZE MINDSマナーな「Rubberband Me」に始まり、
本隊の応援もバッチリな先行「Don't Call Me No Mo」(シャタファカー!!!付きです...笑)など、キャッチーさとダークさのさじ加減の絶妙さはもはや名人芸。

印象としては、「MOST KNOWN UNKNOWN」の延長線上にある、洗練度ややアップな感が強いですが、タム回しがロック(ブラック・サバスとかね)な「Hate My Swag」などは、古株ファンにも受けるのではないでしょうか。こういう音はPAUL & Jにしか作り得ません。
「See Me」のうらぶれた感じも実に"らしい"ですし、「Bull Frog Yay」などでは、T.I.なんかが好んで使いそうなシンセブラスの音色を用いているのですが、方法論は同じでも仕上がりがよりゲトーな質感になるところに、PROJECT PATの個性を強く感じます。

ただ、フックと1stヴァースにPIMP Cを迎えた「Talkin' Smart」では、完全に主客関係が逆転してしまっています。この曲を聴けば、PIMP Cが彼のキャリア全盛期の真っ只中に命を落としてしまった事が確信できるはず。全曲必聴なこのアルバムの中でも、出色な出来です。
R.I.P. PIMP C...。

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