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PLAYYA-1000 with THE D'KSTER/MO' DRAMA
PLAYYA-1000 with THE D'KSTER/MO' DRAMA
CHILL ROB Gと同じく、長らく入手困難だった皿の限定再発盤をご紹介。最近はとみにタワレコが(特にレアなG-RAPの)入荷に力を入れているようで、以前WOOD STREET PLAYASを購入した2 TIGHT RECORDSのような専門店ならまだしも、大型チェーン店でPLAYYA-1000の作品を入手できる日が来るとは、夢にも思いませんでした。
そもそも僕は、レアなCDのオークション等における価格高騰には徹底してアンチな姿勢をとってきたので、言うまでもなく、こうした傾向は大歓迎。マスターから段階的に音質が劣化していくアナログ盤と比べて、CDだとオリジナルと再発に違いはないですから...。

で、オクラホマ・クラシックとして誉れ高い『MO' DRAMA』ですが、いわゆるミッド・ウエスト産G-RAPの王道を行く、濃厚なグルーヴがギッシリと詰め込まれています。
オクラホマと云えば、アメリカ文学のクラシック、スタインベック『怒りの葡萄』における主人公一家の出身地であり、彼らが移住を試みるカリフォルニアの住人達から“オーキー”と軽蔑の念を込めて呼ばれるエピソードなどからも、壮絶な田舎であることが想像できるのですが、アップテンポでメロウな曲でもベイエリアほどの風通しを感じさせないところなどは、土地柄がモロに出ているようで面白い。
ただ、マイナーな地域ではあるものの、PLAYYA-1000のの他にもDANGEROUS ROB、BIG BUR-NA、PARTNERS IN RHYMEなどが奮闘するシーンは確かに存在するようで、音のレベルもそれなりに高いです。

目玉は、一般的にはTHE ISLEY BROTHERS『For The Love Of You』をイナタく引用した『A Pound』か、SOS BAND『Even When You Sleep』を使ったタイトルまんまのレイドバック・チューン『Sunday Afternoon』ってことになるんでしょうが、僕のイチオシはLEO OKEKEもプロデュース参加した『Feel Me』。まったりとした雰囲気と相反する、哀愁マックスなトランペット(?)とコーラスがヤバイです。ベースラインも最高で、やたらスローな分、パッと聴き地味な曲なんですが、今ではアルバム中ダントツで好きです。
一方、後半で聴けるアップテンポな曲も相当に小気味良くて、『The Layback』と『2 Snaps』はダンクラ好きのオヤGは泣き踊り必至の名曲。ピーヒャラ・シンセが鳴り響く甘茶シット『Watchin' U』、『4-The-Nigga-N-U』も、ベタですが嫌いになれない良曲です。

正直、後のチカーノ勢に象徴されるような、妙にメロディアスなヘナヘナ・ラップはあんまり好みではないのですが、それが全く気にならないほど、このアルバムはとにかくベースラインがカッコイイ!ドラムは昔ながらの音圧を抑えた感じで、今の音と比べると若干物足りなさもあるのですが、逆にリズム全体の絡みはバッチリです。
兎にも角にも、マニアだけに聴かれるにはもったいない名盤であることはマチガイナイですね~。
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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

CHILL ROB G/RIDE THE RHYTHM
CHILL ROB G/RIDE THE RHYTHM
デザインのカッコ良さに始まり、もちろん内容に至るまで、青田買い可能なレーベルとして真っ先に頭に浮かぶのが、僕の場合はWILD PITCH RECORDSだったりするのですが、今年の春に公式な再リリース作業が行われたため、メデタイことに長らく入手困難だった盤の数々が店頭に並ぶようになりました(パッケージのチープさはご愛嬌)!

WILD PITCHといえば、パッと挙げられるだけでもO.C.に初期GANGSTARR、MAIN SOURCE、ULTRAMAGNETIC MCS...とそうそうたる顔ぶれが並ぶわけですが、この度過去の名盤達をアレコレと聴き返す中、特に印象に残ったのがCHILL ROB G『RIDE THE RHYTHM』で、このお皿、意外にも今聴くと“おおっ!?”となるポイントがたくさんあったりします。

まず、どエレクトロな『Make It』の下世話っぷりがお見事。ハイフィーやらバイリ・ファンキ、デトロイト・テクノにフレンチ・エレクトロと、ここ何年かの音楽シーンでは広い範囲で“エレクトロ”がキーワードとなっていることもあり、この曲も“今の音”として十分聴けます(俗っぽいノリは完全に前者ですが)。
比較的最近のUNKUT.COMにおけるロング・インタビューでCHILL ROB Gが語っているように、45 KINGのビートを気に入っていたRED ALERTも最初は頑なにインストをかけていたというくらいなので、サウンド自体の機能性にはやはり目を見張るものがあります。性急な808ビートとワサワサしたバック・コーラスが特徴的なこの曲、アルバムの流れから言うとかなり唐突なのですが、あらためて聴くと妙にフレッシュ。

12インチのディスク・ガイドなどに高確率で載っているクラシック『Court Is Now In Session』も、やはり色あせない名曲...ってか、GRAHAM CENTRAL STATION『The Jam』のビートに『Soul Power '74』のホーンを乗っけた時点で反則技なんですけどね。悪くなりようがないです。
ドイツのアーティスト・SNAPによるカヴァーが本人の意向を無視してリリース→大ヒットした、いわくつきの『The Power』(ARISTAの陰謀云々の話はインタビューでも言及アリ)は、当たり前ですがオリジナルがイチバンの出来。OLに聴かせたら“Crazy In Loveみたい~”とか、脱力しそうなセリフを吐かれそうですが、とりあえずドラムのカッコ良さは文句のつけようがないです。パッドを始めとする音のチョイスはさすがに時代を感じさせますが、イコールダサい、とならないところなんかもミソ。
さらに、POLICE『Voices Inside My Head』をベタ敷きした『Let The Words Flow』(最初に聴いた時の衝撃を思い出して遠い目...)を筆頭に、大ネタ『N.T.』使いの『Let Me Show You』、RASCO『Take It Back Home』でオナジミBILLY PRESTON & SYREETA『Books And Basketball』のホーンが印象的なその名も『Wild Pitch(Remix)』など、直球勝負なサンプリング・ワークが楽しめます。

少なくとも、僕の周りでCHILL ROB Gがサイコーだという話は聞いたことがないのですが、アルバム一枚で消えたとはいえそれがクラシックとなったアーティストなので、リリックなどはネット上で比較的カンタンに拾えます。語尾で堅く踏んでいくスタイルは決して目新しいものではありませんが、随所に巧い言い回しがあったりするので要チェックです。
あとはやっぱり、上で挙げた濃密なロング・インタビュー。“純粋なオリジナルFLAVOR UNITじゃなかったのね!”とか、“売れなくなったラッパーはマジで警備員やスーパーの店員になるんだ...”とか、目からウロコな話が満載です。

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2 PISTOLS/DEATH BEFORE DISHONOR
2 PISTOLS/DEATH BEFORE DISHONOR
スマッシュ・ヒットした『She Got It』がリリースされた頃といえば、自分的に“T-PAIN、もうええやん...”って感じになっていた時期だった為、完全にスルーを決め込んでいた2 PISTOLSのアルバム『DEATH BEFORE DISHONOR』。『She Got It』の後に出た『You Know Me』もボチボチの出来だったので、“いちおー”チェックしてみたこのお皿ですが、なにげに良いです!ハッキリ言って、シングル2曲を抜いてもクオリティは全然落ちないと思うし、流行りのフロリダ云々の文脈とは無関係に楽しめます。タイトルもえらくカッコイイ。

一番ヤラれたのが、まさかのメロウ・レゲエ(という呼び方があるのか知らんが)クラシック、MAD COBRA『Flex』使いの、その名も『Flexx 2008』(!)。原曲の甘くてゆる~い感じはそのまま、ネタをうっすらと出すことで哀愁を、キレのあるシンセを使うことで新しさを加えたさじ加減が絶妙で、今年のサマー・アンセムはこの曲に一票。

また、内容に関しては事前の情報と異なっている点がいくつかあって、“J.U.S.T.I.C.E. LEAGUE 全面バックアップ!”と謳われていたもののそれは全曲には至らず、1/3は他のプロデューサーがビートを提供しています。個人的に嬉しかったのがHONORABLE C.N.O.T.E.の参加で、イントロ後の劇画チックなタイトル曲など、もうサイコーです(作り方自体はまんま『American Superstar』なんですが)。
アルバム全体の構成もよく練られていて、タイトル曲が1ヴァースでスパッと終わった後、すぐさま『She Got It』に入る流れは、この曲に思い入れがなくても鳥肌が立ちました。リングトーンとして特に人気の高い曲ですが、アルバムの中の一曲として聴くと、印象が全然違います。

比較的マイナー調の曲が続いた後に聴ける『Let's Ride』は、メロウな質感が格別な名曲。泣きのギターとピアノに女性コーラスが絡む作りは、昔ながらのG-RAPマナーに則ったものですが、ハイファイなドラムが古臭さを全く感じさせません。J.U.S.T.I.C.E. LEAGUEの強みは、共同作業にもかかわらず、明確な方向性を持っているところだと思います。全曲プロデュースとまではいかないとはいえ、彼らが作る音の特徴の一つでもある、独特のノスタルジックな哀感がアルバム全体を支配しているので、まとまりがあるがゆえにとても聴きやすい。
そういう意味では、極めつけはTREY SONGZを迎えた『That's My Word』。疾走感のあるドラムと柔らかいエレピ、トランシーなシンセがクールなこの曲、TREYが歌うサビメロも激キャッチーなので、シングルにしても十分イケるハズ。

2 PISTOLSのラップも、WEEZYに通じる粘着性とリズム感があって、僕はけっこう気に入りました。シンガーとの絡みがチラホラ見られるのは、リリックにギャルネタが多いからだと思うんですが、安易に大物ラッパーを呼び物にしていない点は好感度大。ラップ・パートを一人でこなす曲が大半を占めるというのは、この世代のアーティストにしては珍しいですし...。
あと、細かい話ですが、全体的にオケのミュートが実に巧みなんですよね。“ここで音切って”とか、“ここでスネア抜いて”とか、2 PISTOLS仕切りで決めているなら、センス◎です。
リリックに関しては、妙にしっかりした作りのオフィシャル・サイトのバイオにあるように、親が投獄されて親戚中をたらい回しにされたり、フットボール選手になる夢に挫折したりと、けっこうドラマな人生を送っているみたいなので、これからどんどん面白くなっていくんでしょう。一過性のブームに埋もれず(今のところ、その危険性大ですが^^;)、名前の由来とされる“二面性”を発揮した作品をお届けして欲しいものです。

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽





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