SOUL SMOKERS INC.
プロフィール

Author:L.A.SEIS
FC2ブログへようこそ!



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

WILLIE HUTCH/SOUL PORTRAIT
WILLIE HUTCH/SOUL PORTRAIT

WILLIE HUTCHというアーティストは、シンガーとしてもコンポーザーとしても、非常に魅力的な人だと思います。というか、個人的な好みで言えば、スティーヴィーやカーティスのように“超”がつく大物と比べても全く遜色ないくらい。
僕がWILLIE HUTCHにハマったのはそう昔の話でもなくて、ありがちな話ですが、きっかけはこれまた大好きなTHREE 6 MAFIAのネタ使いからです。PAUL & JUICY JがWILLIE HUTCHに傾倒している事は、インタヴューなんかからも今では周知の事実なので、彼らのアルバムのサンプリング・クレジットをいちいちチェックするような熱心なファンなら、聴いた事はなくても名前くらいは知っているはず。あ、最近だとSCARFACEも使ってました。

で、ネタモノとしての観点で多く語られるのは(名曲「Brother's Gonna Work It Out」も入ってますし...)、件のSCARFACEが「High Note」で使用した「Theme Of The Mack」や、UGKの超絶名曲「Int'l Players Anthem」でベタ敷きされた「I Choose You」が収録された「THE MACK」のサントラってことになるんでしょうけど、この1969年発表のデビュー作「SOUL PORTRAIT」は、単純に楽曲の充実っぷりが素晴らしい大名盤なのです。
もし僕が、“WILLIE HUTCHの魅力とは?”と問われれば、答えは非常に明快。つまり、“歌良し!曲良し!アレンジ良し!”だからです。それに、作るサウンドのバリエーションの豊富さもハンパじゃなくて、自身の楽曲と、例えばJACKSON 5「I'll Be There」、THE 5TH DIMENSIONなど...どれも全然違う。う~ん、天才ですね。
まず歌に関してですが、幾つかの評論筋で指摘されているように、良い意味でSAM COOKEに近い部分があります(実際に彼の死後、お付きの作家から後継者として曲提供を持ちかけられた経緯があるという話も)。良い意味で、と言ったのは、それが日本人のイメージする“歌が上手い黒人歌手”像に絶妙にマッチするからで、普段あまりソウルに馴染みがない人にも聴きやすいハズ。
※(補足)WILLIE HUTCH自身は「SOUL PORTRAIT」を、“OTIS REDDINGを意識して作った作品”と語っているみたいです。その事実も上の意見と同調するかと。
一方で、④「Good To The Last Drop」のような、南部マナーの土臭い曲をサラリと歌いこなしてしまえるところもスゴイですが、そこらへんはLA生まれ/テキサス育ちの出自が起因しているのかも。

さらに、メロディーとアレンジ...これについては、WILLIE HUTCHはブラック・ミュージック界隈屈指の実力を持っている(いた)と思います。まぁ、天下のMOTOWNで作家としてブイブイいわせていた人なので当然っちゃ当然ですが。
特にホーンとギターの使い方はホントに素晴らしくて、⑤「That's What I Call Lovin' You」なんて、イントロの時点で腰砕けです(この曲はコード進行も泣ける)。③「A Love That's Worth Havin'」のちょっとしたホーン・ソロも聴きどころ。
また、①「Ain't Gonna Stop」、②「You Can't Miss Something That You Never Had」、⑧「Lucky To Be Loved By You」のようにキャッチーで思わず口ずさんでしまいそうな曲と、③のように質感的には一連のサントラ仕事に近い哀愁漂う曲が混在しているのも面白いところで、随所に聴き手を飽きさせない趣向が凝らされています。

自分の話になりますが、僕がトラック制作の手法をサンプリング+生楽器に転換したのは、WILLIE HUTCHの音楽の影響が多々あります。ホーンとギターって、シンセで再現しようとすると一番ショボくなるパートなので、だったらリスペクトを込めてそいつらをゴッソリ頂こうって。そんなわけで、現在WILLIE HUTCHネタの曲を制作中です。提供先も既に決まっているので、春先には出るとか出ないとか...?
兎にも角にも、「SOUL PORTRAIT」の初CD化・日本盤リリースはメデタイ!ついでに、初レコーディングのPHONETICSの音源も聴いてみてぇー!
スポンサーサイト

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。