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SHAWTY LO/UNITS IN THE CITY
SHAWTY LO/UNITS IN THE CITY

『Laffy Taffy』のD4LからSHAWTY LOがソロ・アルバムを出すと聞いた時、また、その中身がフィーチャリングを抑えた純然たるソロ曲で半数以上を占められていると知った時は、本気で耳を疑いました。SHAWTY LOといえば、“気が抜けたYOUNG JEEZY”という形容がまさに言い得て妙な、ユルすぎるにも程があるダルッダルなフロウが特徴的なラッパーなので、特にD4LにおいてはFABOがいてこそ活きる部分が多々あり、グループにとっては不可欠な存在でも、ソロマイカーとして10数曲を聴かせるのは厳しいだろ...というのが、イメージとしてあったわけです。

加えて、リリース前に音源が盗難→リークされるというトホホな出来事にもいっそう不安感をかき立てられましたが、その後カットされた『They Know(Dey Know)』がそうした思惑を木っ端微塵にするカッコ良さで、結果的として、『UNITS IN THE CITY』自体が非常に充実した内容のアルバムに仕上がっていました。
『They Know(Dey Know)』はもう完全にクラシックですね。MANDRILL『Children Of The Sun』のブレイク部分を使った中毒的なビートは、フリースタイルのバックトラックとして引っぱりダコという点も含め、どことなく現代版『Time's Up』とでもいった趣き。ネタ使いもなかなかイケてるので、元曲を聴いたことがない人は是非チェックしてみて下さい。“ココ使うんだ!でも、使うならココだよなぁ”と、何とも言えない気分になります。
アルバムには収録されていませんが、LIL WAYNEやYOUNG JEEZY、LUDACRISらを迎えてマイクリレーものに仕上げたリミックスも何パターンかあり、どれもサイコーの出来。
この曲、というかアルバム全体を通じて、SHAWTY LOは例によってヤル気のなさそうな、けだるいフロウを押し通しているのですが、マイスペのバイオに“Lo's whispery slow flow is a sharp contrast to the Bankhead Bounce”と書いてあることからもわかるように、単純にスキルがないというのではなく、ビートとの兼ね合いで明確な効果を狙っているのだと思います。

また、ソロで曲を作ることによって(D4Lのパブリック・イメージともいえる)スナップの呪縛から解放され、自由に制作に取り組めた様子が窺え、DJ TOOMPっぽい音作りの『Foolish』などは、グループでは見られなかったタイプの曲で、アトランタの空気を強く感じさせ、YOUNG JEEZY『I Luv It』を彷彿とさせるドラマティックなナンバーです。
さらに、今流行りのトランシーなシンセ音を使いながらも、浮遊感のある雰囲気が独特な『Feels Good To Be Here』や、
チープな音色を印象的なリフで際立たせた、(STEADY GRINDING RECORDSを通じて2001年から付き合いのある)PHACE BAITYのパフォーマンスも素晴らしい『Ain't Tellin' You』は、エレクトロニカ的と言っても良いほどユラユラした音像がルーズな語り口にフィットしているし、
YUNG JOCあたりがやりそうな、どキャッチーなシンセブラスが痛快な『Ga Lotto』は、アルバムをバラエティ豊かにするのに一役買っています(これも『Foolish』とは別の形のアトランタ・マナーと言えるのかも)。
一見トレンドに忠実かと思わせておいて、細かい部分で面白い仕掛けを施しているのもこの作品の特長で、トランス/ハードハウスの音色そのものではなく、フレージングをサンプリングしたかのような打ち込みのピアノが明け方感を演出する『Live My Life』は、その最たる例です。

ことヒップホップにおいては、ピンと比較するとグループが負わされる音楽的な制限は明らかですし、特に、D4Lが活動していく上で第二・第三の『Laffy Taffy』を求められるのはある程度仕方がないことなので、今のタイミングでソロ・アルバムをリリースしたのは大英断だったと思います。
惜しいのはただ一点、ミックスが良くない!内容は間違いなくメジャー級なので、そこらへんの手抜かりはホントに残念です。中域に音を詰め込みすぎてしまっているため、ドラムの低音の迫力とシンセの高音の気持ち良さ、いずれの持ち味も殺してしまっているんですよね...。BOB POWERを起用しろ、とまでは言いませんが、裏方にもチョットは気を使って欲しいものです。う~ん、もったいない。
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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽


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