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SUGAR BILLY/SUPER DUPER LOVE
SUGAR BILLY/SUPER DUPER LOVE

最近とみに動きが活発なリイシュー業界。
僕のようにジリ貧を常とする青二才にとっては、財布の軽さが身に沁みる今日この頃です...(この間言及したチェス・レコーズのリリースラッシュから、間髪入れずにPARLIAMENTのボックスセットが!タイミング悪すぎ!)。
さらにトドメを刺すかのように登場したのが、1960~70年代半ばにかけて広義の優良ブラックミュージックを提供し続けた折衷レーベル・メインストリームのカタログ群で、僕が確認できたのは、ALICE CLARKにELLERINE HARDING,SUGAR BILLYなど、比較的ソウル/ファンク色の強いモノ(コンピは除く)。

しかし、渋面で"あっちゃ~"と思ったのも束の間、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので、前述した作品の一つであるSUGAR BILLY「SUPER DUPER LOVE」を、まさにゴミみたいな安値でゲット!...ってかそんな査定でいいのか?ディスクユニ○ン池袋店。
このアルバム、サトウキビを握りながらニッコリ微笑むお姉さんのエロさが評判のジャケ名盤でもあるので、結果的にアナログを入手できたのはラッキーでした。

さて、このメインストリームというレーベル(ちなみにSUGAR BILLYのリリース元は傍系のFAST TRACK)、元々ジャズを基調としていた出自からか、その名に反した多様性がある意味大きな特色となっているので、ひと味違ったクロさを味わいたいという人には、激しくオススメです。
で、SUGAR BILLYの場合、彼自身がブルース畑出身のギタリストということもあり、折に触れて僕が紹介してきたチェス・レコーズっぽい感触の曲もいくつかあります(近いのはBO DIDDLEYあたり?逆か、BOがソウル/ファンクに近いのか)。
歌い方が泥臭くてパワフルな一方、高音では少し苦しそうな表情を見せる事もしばしばですが、イクべきところでイキきれない音域の狭さも武骨さゆえと前向きな捉え方をしてしまって差し支えないタイプのシンガーなので、細かい技巧的な部分は大して気になりません。少なくとも、僕にとってはこの音程のブレもなかなか心地が良い。

アルバム全体の構成も非常に起伏に富んでいて、リズムのキメが最高にカッコイイ、JOSS STONEも「SOUL SESSIONS」でカバーした「Super Duper Love」を筆頭に、
オヤG連中は秒殺されること必至の極上甘茶シット「Love Bug」,
OTIS REDDINGばりの豪快な歌いっぷりに痺れる「Treat Me Like You Don't Know Me」,
煽るような歌声が鬼ファンキーなオープニングナンバー「Too Much,Too Soon」等々、テンポ的にも曲調的にもバラエティー豊かな楽曲が並びますが、それでいて散漫な印象があまりないのは、ひとえに主役のSUGAR BILLYがJBにも通じる強烈なリーダーシップを感じさせるからではないでしょうか。なかなか濃ゆいです、この人。

リイシューの話でいうと、これまた世界初CD化とのこと。アナログとCD、両方手に入れてみても損はない作品です。
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